5月末の第1回実行委員会以来、周到に準備を重ねてきたとはいえ、クリスタルホールがお客様で満杯になり、アンケートの結果も概ね好評に終わったことは望外の喜びでした。
思い返せば、2012年、2014年にも開催し、今回で3回目。いずれもライブの実行委員長を務めさせて頂きました。私は今でもNPOこどもすぺーす柏の会員でも役員でもありませんが、あるきっかけで2012年にヒロさんのライブ開催の実行委員会に呼んで
頂いて以来、時々何かあると呼んで頂くようになりました。
NPOこどもすぺーす柏では、普段の事業は理事や会員で実施していますが、市民文化会館に東京シティバレエ団をお呼びしてのバレエ鑑賞会や、今回のようなホールを使う事業のように比較的大きな事業を行なうときには実行委員会を組織し、外部から委員の成り手をスカウトすることがあります。今回も委員の半数程度は外部からスカウトされた方々で、ご存知の方々も多く、これは楽しくなりそうだ、と思ったものでした。
単純に、大きな事業では人手が足りない、という事情もあるのでしょうが、外部から人材が入ることで、人も事業も活性化し、新しいアイデアが生まれたり、客観的な視点を得たり、今まで出来なかったような幅のある展開も可能になったりするからです。
外部から参加した委員は、飽くまで無報酬のボランティアとしての参加ですので、無理してまでやるわけではありません。もちろん過去には、スケジュールが遅延したり、チケットの売上げが思うように伸びなかったりして、理事長や事務局長は、段々目がつり上がってぴりぴりムードになったことも無いわけではありません(そりゃ無理もありません。ヘタをすれば赤字になるのですから)。
さあて。どうだったかなー。(いい加減ですねー)
幸いにも、今回も赤字にはならず、いや、満員御礼が出るくらいで、人使いが荒いNPOだ、とかぶつぶつ文句を言いながら、チラシをつくったり、会議の準備をしたり、お茶を飲んで、茶菓子をぱくぱく食べたりしているうちに当日を迎えました。
満員のお客様を前に、理事長と共に実行委員長の挨拶をして、あとは舞台袖で効果音の出し入れを担当しながら、舞台のヒロさんの素晴らしいパフォーマンスと客席のお客様が大いに楽しんで下さっている様子を合わせ見て、じんわりと幸せを感じていました。
井野口理事長がいつも言うことですが、子どもたちが元気でいるためには、まず大人が元気でないと! ヒロさんのライブは、そのためのものだとも思っています。また、何年かあとにライブやるのかな?
実行委員長 挨拶
みなさん、今晩は。実行委員長のところです。
本日はクリスタルホールに、満杯のお客様をお迎えすることが出来まして、本当に有り難く思っています。
これから始まるヒロさんのライブの前に、笑いについて、ちょっとだけみなさんと一緒に考えるお時間を頂きます。
笑いってよく、動物にはなく、人間だけにある、といいますよね?
でも、若いころに読んだ難しい本にはこう書いてありました。
「笑いは、敵に対する威嚇行動から発生している。」
どういうことでしょうか。
つまり、笑うときって、私たちも歯を剥き出して笑いませんか?
どうです? 歯を出さずに笑うって、ちょっと難しいですよね。
実は歯を剥き出さない微笑み、スマイルもありますが、これは母親に向ける赤ちゃんの表情で、このふたつは元々別々のものナノだそうです。
みなさん、試しにやってみると分かると思います。
友達の目を見ながら大笑いしてみて下さい。
終いに、お前、俺にケンカ売ってるのか! と怒鳴られます。
実は、笑い合って仲間同士を確認するのは、共通の敵を笑い飛ばすときであって、けして仲間同士、目を見ながら笑うことはありません。
威嚇行動になってしまうからです。
一方、愛し合う恋人たちは、相手の目をじっと見つめながら微笑むでしょう。もちろん、歯は剥き出さないようにして下さい!
人間の笑いは、正反対とも思えるようないろんな行動が絡み合う、とても複雑なものなのですね。
その笑いを自由自在にコントロールして、笑わせ、驚かせ、わくわくさせて、時にしんみり、ほっこりさせる。そんなことが出来る芸人さんは限られていると思います。そのおひとりがヒロさんです。
今日は是非、ヒロさんのライブをお愉しみ下さい。(礼)